「バイク通勤初心は何に気を付けたら良いの?」
「安全にバイク通勤を始めたい」
そんなアナタのための記事です。
もくじ
バイク通勤で気を付けること

バイク通勤で気を付けることと言えば、やはり安全。
事故をしないということが最も大事です。
見た目を気にして安全性を失ってしまっては、バイク通勤者失格です。
安全に気を付けるといっても、具体的に何に気を付ければいいのでしょうか。
今回はスリップストリームについて考えていきます。
なんか、必殺技みたいでカッコいい名前ですが、まともに決まれば、前の車に突っ込むことになってしまいますので要注意。
スリップストリームとは
スリップストリームとは何でしょうか。
こういう時は、Wikiに聞いてみるのが一番です。
Wikipedia
走行中の物体は、空気による抵抗力を常に受けている。抗力においては相対速度のみが2乗で加算されるため、低速域での空気抵抗は限定的であるが、ある程度の高速域になると急激に抵抗力が強くなるので、加速のためのエネルギーの多くが空気抵抗に打ち勝つことに費やしてしまい、速度が空気抵抗に制限され頭打ちとなる。その状態の時、物体の真後ろ近辺では前方で空気を押しのけた分気圧が下がっており、そこでは空気の渦が発生し周りの空気や物体などを吸引する効果を生むほか、空気抵抗も通常より低下した状態となっている。この現象をスリップストリームと言う。
とても分かりやすい解説なので、挿絵を付けます。

スゴイ簡単に言えば、車の後ろについて走っていると、前の車に引き付けらるということです。
危ないですよね。
車間距離を十分に空けていないと、まともにスリップストリームが発生してしまいます。
某デコレーショントラックのゲームや、某レーシングゲームでは、この効果が考慮されています。
レースの世界では、スリップストリームを有効に使うことで、早く走れることができるようです。
しかし、通勤はレースではありません。
スリップストリームに引き込まれると、いきなりグワッと加速しますが、落ち着いてスロットルを緩め、車間距離を確保しましょう。

中途半端な車間距離の場合は、吸い込まれはしませんが、前後左右に揺さぶられるような気流に飲み込まれ、これまた危険です。
大型車両の後ろを走るときは、車間距離はしっかりと取るようにしましょう。
そもそも、大型車両の後ろを走るときには、前方の視界が遮られやすいので、車間距離を詰めてはいけません。
トラックがギリギリ黄色で交差点に入っても、アナタが入る時点では赤になっていて、取り締まりの対象となる可能性もあります。
実はそんなに速度が出ていなければ、そもそも気にする必要のないスリップストリームですが、幹線道路を走って通勤する場合には、十分に注意しておかなければなりません。
上の絵で描いたように、前を走る車が大きいほど、スリップストリームの効果が大きくなります。
逆に、普通車の後ろを走っていても、あまり影響を感じることはないでしょう。
トラックやバスなどの後ろを走るときは、意識して車間距離をとるようにしましょう。
後のよく分からない車が煽ってきたら、さっさと抜かせてあげて、アナタはのんびり運転しましょう。

こんな時は気を付けよう
スリップストリームのせいで事故にならないための対策としては以下の通り。
- 車間距離は十分空けて走る
- 前の車に引き込まれたら、慌てずにスロットルを緩めて減速する。
- スリップストリームを利用して追い越しをしない。
- 大型車両の後ろを走るときは、特に車間距離に気を付ける。煽られたら先に行かせる。
- スリップストリームに巻き込まれ、外に出るときは揺さぶられるので心の準備をしておく。
- 大型車両ではないけど後ろが汚れている車の後ろを走るときも注意する。(排ガスや地面のゴミがスリップストリームで車体に引き寄せられて汚れているということなので、スリップストリームが起きやすい車種であるから。)
などなど。
他にも気づいたことがあれば、やってみてくださいね。
安全で楽しいバイク通勤を!

バイク通勤は気を付けることに気を付けていれば、それほど危険ではありません。
爽やかな朝の空気を感じながらスーッと通勤できる方法です。
スリップストリームに注意して、安全に楽しく通勤しましょう!