「立ちゴケって何?」
「立ちゴケが不安でバイク通勤できない」
そんなアナタのための記事です。
もくじ
立ちゴケとは?
そろそろ、立ちゴケしましたか?
大きめのバイクに乗り換えて、意気揚々と同じような運転をしていると、かなりの確率で立ちゴケします。
原付感覚で250ccや400ccのバイクに乗ると、後悔することになるでしょう。

立ちゴケとは、読んで字のごとく、「立っているのにコケる」こと。
バイクは走っている間にはスリップしない限りコケないと思いますが、交差点などで速度を落とした時に、不安定になります。
そんな時に止まらなくてはならなくなった場合、不安定な状態で停車することになります。
シートにしっかり座って、スッと足を出せば安定していられますが、急ブレーキで前のめりになっていたり、急ハンドルで車体がやたら傾いたときに不安定になります。
そんな時に、立ちゴケをしてしまします。

ライダーにとっては非常に恥ずかしい行為。
バイクに乗ったことのない人がみると、かなりウケるが、面白すぎるので心配になる。
行為と言っても、意図してコケる人は居ない。
なぜなら、無条件でバイクが痛むから。
逃げ方を間違えば、自分もケガをします。
なので、教習所以外では立ちゴケをしてはいけません。
どんなバイクでも立ちゴケするワケではありません。
みんなが立ちゴケをしてしまうのは、片足で支え切れないような比較的大きいバイク。
原付で立ちゴケなんか聞いたことありません。
大きめのバイクに乗っていて、不安定な止まり方をしてしまうと、アウトです。
つまり、大きいバイクになれていない人が、調子に乗って原付感覚で乗り回すと、立ちゴケをしてしまうのです。
バイク通勤の宿敵

「バイク通勤と立ちゴケって、そんなに関係あるの?」
と思いますか?
ご察しの通り、言うまでもなく、両者は大いに関係があります。
通勤中にコケたくないですよね?
先ほど言った通り、立ちゴケはしやすい状況というものがあります。
通勤途中というのは、まさに、その立ちゴケしやすい状況のオンパレードです。
例えば・・・
- 横断歩道のある交差点
- 一時停止するところ(小道、踏切など)
- ケモノ道
などなど。
公道を走行するというのは、危険予知能力が必要です。
前もって備えて、安定した体勢で停車できるようにならなくてはなりません。
逆に言うと、危険予知がしっかりできていれば、立ちゴケすることなんてないのです。
実際、私は教習所で400ccのバイクで立ちゴケして以来、立ちゴケしてません。
教官がよそ見してるときだったので、事なきを得ましたが、見られてたら恥ずかしかったですね。
立ちゴケを防ごう
通勤途中で立ちゴケすると、あまり良いことがないです。
ただ、立ちゴケは幸いなことに、ライダーがあまりけがをすることはないでしょう。
走っていてコケるのとは運動エネルギーが全然違いますので、納得ですよね?
ただ、バイクが痛みます。
塗装が剥げるかもしれません。
マフラーに傷が入るかも。
ミラーのステーが曲がってしまうことも考えられます。
そんな立ちゴケは、バイク通勤に必要ありませんよね?
通勤に限らず必要ないですが。

立ちゴケを防ぐ具体的な対策として、以下のことに気を付けて安全運転しましょう。
- 車間距離を保ち、前の車が急ブレーキしたとしても、アナタは安定して止まれるようにする。
- 「死角から何かが飛び出してくるかも」という意識を持ち、心の準備をしておく。
- 交差点は、何があっても安定して止まれる速度で走る。後ろの車なんて気にしない。
- 踏ん張りが効かない穴のたくさん開いたボッタクリサンダルで通勤しない。そもそも社内規定的にはOK?
- 小道ばっかり通って通勤しない。
- 足つき性のよいバイク(シートの高さが地面から近いもの)を選ぶ。
- 日ごろから下半身の筋トレをして、少々不安定な停車をしても耐えられるようにする。
などなど・・・。
安全なバイク通勤を

これだけ立ちゴケのリスクを挙げてもバイク通勤を続けたいアナタには、将来良いことがあるでしょう。
何か大切なものを得ます。きっと。
バイク通勤には立ちゴケという宿敵がいますが、しっかりと安定した止まり方をできるように走れば、何も恐れることはありません。
ただ、くしくも立ちゴケしてしまった時には、落ち着いて、周りの交通状況を見て、バイクをそっと起こし、何事もなかったかのように走り去りましょう。