「バイク通勤したいけど、メンテナンスはできないから不安」
「簡単なメンテナンスなら自分でやってみたいけど、何からすればいいの?」
そんなアナタのための記事です。
もくじ
バイクとメンテナンス
バイクにメンテナンスは必要不可欠。
車だと車検に出したりしますよね?
バイクも250cc以上になると車検が必要です。
しかし、通勤用の小さめのバイクであれば車検が不要であり、メンテナンスに掛かる金額が抑えられそうです。
実際、原付に乗っていると、維持費の安さに驚きます。
税金も安い、燃費も良い、場所も取らない、というありがたい乗り物なのです。
しかし、高度なメンテナンスとなると、バイク屋さんに持ち込んだ方が良いです。
バイクはパーツが露出しているので、素人でも普通の工具を使って部品を取り外すことができます。
取り外せるからと言って取り外していては、後に大きな事故につながりかねませんので注意がひつようです。(ハンドル取れた、タイヤ外れた、・・・など。)
かといって、すべてのメンテナンスをバイク屋さんに任せっきりにしてしまうと、高くついたり、バイクに愛着がわかなかったりします。
程よい感じでメンテナンスしましょう。
初心者にオススメのメンテナンス
簡単なメンテナンスを具体的にお教えします。
数は少ないですが、どれも大事なメンテナンスです。
空気圧調整
空気圧調整については、こちらのページで詳しく説明しています。
気づかない間にチョットずつ抜けていくタイヤの空気。
乗り心地、燃費、走行性能に大きく影響する大切な要素なのですが、自転車感覚で空気を入れることができるのをご存知ですか?
わざわざコンプレッサーを用意しなくても、手押しポンプでシャコシャコ空気を入れることができます。
ちなみに、車のタイヤも手押しポンプで入れれますよ。
洗車
「洗車がメンテナンス?」
と思いました?
洗車も立派なメンテナンスです。
詳しくはコチラのページを見てみてください。
走行性能に直結はしないかもしれませんが、ミラーやライトの汚れはマメに取っておきましょう。
汚れで歩行者が見えなかったり、後ろから走ってくる車が見えなかったりすると、危ないですよね?
案外忘れられがちなのは、ナンバープレート。※
気づかない間にドロドロに汚れてナンバープレートの色ごと落とさないと汚れが落ちない、なんてことになります。
ピカピカのナンバープレートだと、バイクがキレイに見えますし、モノを大切にする人なんだな、という印象を持ってもらえるかもしれません。
モノを大切にできる人は、ヒトも大切にできます。きっと。
※パーツクリーナーでナンバープレートを掃除してしまうと、色が落ちますので、やらないでくださいね。洗車用シャンプーか、水を使って洗いましょう。
道具のおていれ
バイクのメンテナンスというと、バイク本体に着目してしまいますが、バイクというのは「人馬一体」であるということを忘れてはいけません。
アナタが身に着ける道具のお手入れも大切なメンテナンスです。
特に、ヘルメットのシールドの汚れは、毎日掃除するのが望ましいです。
毎日が難しくても、週一回くらいは掃除してみましょう。
素手でシールドを触るという暴挙を行わなくても、シールドは汚れていきます。
知らず知らずのうちに汚れていき、掃除した後に、
「めっちゃ見えるやん」
という感動を味わうことになります。
タチが悪いことに、シールドの汚れはチョットずつ増えていくため、掃除しようと思うことがあまりないかも。
だから、「金曜日は掃除の日」とかいう風に決めて、掃除することをオススメします。
ホームセンターなんかにある窓ふき用の洗剤(シュッと吹き付けられるやつ)がベストです。
シールドにシュッと吹き付けて、ティッシュでふき取りましょう。
こびり付いた小さな虫や、手垢がサラっと取れます。
見える世界が違ってきます。
私はバイクに乗り始めてからずっとこの作戦で戦っています。
メンテナンスに必要な道具
メンテナンスにはいくつか基本的な道具(工具)が必要です。
近所にホームセンターがあるアナタはいつでも工具を見に行けますが、大都会にお住いのアナタはネットで見るしかありません。
一つ一つ、お気に入りの工具を揃えていくのも良いですが、オススメは工具箱セットを買ってしまうことです。
かなり安く済みます。
むしろ、初心者の場合はどの工具を買ってよいか分からないかも。
セットをまとめ買いしてしまえば、その悩みから解放されます。
こんな感じでレンチが多いのがいいですね。
あと、ラジオペンチは必須です。
こういうメンテナンスはするな
メンテナンスをしたくなってきましたか?
それ以上に、バイク通勤したくなってきました?
そんな風に感じていただければ、うれしい限りです。
しかし、初心者にはオススメしないメンテナンスというものも当然あります。
以下では、初心者が手を出すべきでないメンテナンスについて説明します。
オイル交換
バイクは3000kmくらい走ると、オイル交換をする必要があります。(実際の走行距離は車種によります。)
これは、バイク屋さんにやってもらいましょう。
ネットでエンジンオイルを買うことができますので、自分で交換することも可能です。
この方が安く済むかもしれません。
しかし、エンジンオイルの交換は、結構めんどくさいものです。
- バイクを暖気する(チョットその辺を走ってくる)
- バイクの下のボルトを緩める(緩めた瞬間に熱い油がドバーっと出ます。)
- 抜いたオイルの処理(オイルを吸い取ってくれるヤツも売ってますが、自治体によっては処分が面倒な場合もあります。)
- オイルの計量(エンジンに必要な分だけオイルを取り出します。)
- 余ったオイルの置き場(基本的に余ります。)
- 使った道具の置き場(オイルを入れた容器はベトベトです。)
という面倒があります。
バイク屋さんに頼めば、すべて解決しますし、金額も大して変わりません。
正直、バイク屋さんまで2時間くらいかかる、なんていう理由がない限り、バイク屋さんに頼まない理由がありません。
タイヤ交換
これを自分でやろうというアナタは、かなりバイク好きですね。
タイヤの種類にもよりますが、自分でできなくもないです。
バイク屋さんにお願いすると、すさまじい作業賃を取られるので、自分でやってしまうライダーもいます。
実際、私もやってました。
でも、タイヤがちゃんとハマっていなかったり、仕上げ段階でパンクさせてしまうリスクがあります。
そうなると、またやり直しになって時間ばかりかかってしまいます。
そういう時はバイク屋さんにお願いしましょう。
ただ一つ、大切なことがあります。
タイヤもバイク屋さんで買うことです。
これは非常に大切です。
近頃ではアマゾンで好きなタイヤを買えますが、これらは、自分で組付けられる玄人用の製品であることを認識しましょう。
そういうタイヤを買って、バイク屋さんに持っていくと、私のように法外な金額を請求されることになります。(交換の作業代だけで前後で14000円くらいだったかな?)
知り合いの店だったので、半額でやってもらえましたが、アナタが一見さんで、私と同じ愚行を犯してしまうと・・・大変です。
バイク屋さんでタイヤを買っておけば、セット割引みたいな感じで安くなります。
詳しくは近所のバイク屋さんに聞いてみましょう。
タイヤのカタログを見せてもらえるはずです。
そして、バイク屋の大将が適切なタイヤを選んでくれるはずです。
バイクの車種によっては、バイク屋さんで扱っているタイヤの種類が少なく、アマゾンに頼りたくなるかもしれませんが、素人の間は我慢しましょう。
初心者がバイクをメンテナンスする方法まとめ
簡単なところだけ自分でやって、あとはバイク屋さんに任せましょう。
洗車はマメにしましょう。
工具はアマゾンででもセットで買ってしまうのがよいでしょう。
物足りなければ、後日、単品でも買えますので大丈夫です。
ぜひ、自分のバイクをチョロッとメンテナンスして、愛着を感じてみてください!