
「バイク通勤にオススメな125ccの車種を知りたい」
そんなアナタのために、通勤にオススメな原付2種の車種をランキング形式でご紹介します。
(通勤用バイク選定の基本はコチラ)
通勤用バイクに求められる要素として比較した項目は以下の3つ。
- 燃費 ※1
- 本体価格
- デザイン ※2
これらを通勤用おすすめ車種で比較していきます。
※1 燃費:WMTCモード クラス1 1名乗車時 にて比較
※2 デザイン:バイクに不慣れなアナタが年齢に見合わないバイクを選んでしまわないように、バイク歴10年の私がおおまかな対象年齢を推定してみました。
なお、今回の対象車種は国内メーカーの50cc超え~125cc以下として、
「メーカー名 車種名」という書き方統一しておきます。
もくじ
通勤用おすすめバイク:第5位 ヤマハ トリシティ125
※3
燃費※3 | 価格(税抜き)※3 | 対象年齢 |
---|---|---|
43.6km/L | 36.5万円 | 30~50才 |
トリシティ125はご覧の通り、前輪が2つあるLMW機構※4を採用しています。
2018年現在、国内主要メーカーではヤマハのみが採用している特殊な機構です。
見慣れない形ですが、走行中の安定性が非常に高く、「シロウトでもコケにくいバイク」といえます。
「バイクに乗ったことがない」
「乗ったことはあるが、久しぶりなので不安」
といったアナタにオススメのバイクです。
ただ、他のバイクと比較する場合、燃費や本体価格がネック。
「他のオッサン達と同じバイクで通勤するのは嫌だ!」
「最先端のバイクに乗って、まだ若いということを証明したい!」
そんなアナタには特にピッタリなバイクです。
・・・バイクというより、モビリティと呼ぶべきかも。
通勤のことを考えると、ハンドル下のスペースがないのが残念。
シート下のスペースも、ヘルメット1つ入れたら他には何も入らない感じです。
ただ、前2輪なので一般的なバイクとは比較にならないほど安定して走行できるので、雨の日にも安心して乗れるという点においては、通勤にベストなバイクとも考えられます。
結局のところ、このバイクの最大のネックは本体価格でしょう。
「20万でも、40万でも、特に関係ねぇよ!」
というアナタにはオススメ。
※4 LMWについて
LMW:ヤマハ発動機は、車輪及び車体全体がリーン(傾斜)して旋回する3輪以上のモビリティをLMW:Leaning Multi Wheel(リーニング・マルチ・ホイール)と呼びます。
(※3 画像、燃費、価格など 出典:ヤマハ発動HP)
詳しくはコチラ。
放っておいても立っていてくれそうですが、そんなことはありません。
しっかりとスタンドを立てないと、普通のバイクと同様にこけてしまいます。
通勤用おすすめバイク:第4位 スズキ アドレス125
※5
燃費※5 | 価格(税抜き)※5 | 対象年齢 |
---|---|---|
51.0km/L | 21.5万円 | 30~60才 |
アドレスV125(このバイクの前の型)といえば、通勤快速の名で知られるThe通勤用バイクです。
今回はVがなくなり、アドレス125という名前になりました。
ムダな装備が無く、価格が安い。さすがスズキ。
車体が軽く、原付感覚でスイスイ走ることができます。
できるだけ安くバイク通勤を始めたいアナタに最適。
アドレスで通勤されている方は、ホントによく見かけます。
「1人だけ変わったバイクに乗って浮きたくない」
そんなアナタにピッタリなバイク。
ハンドル下のスペースも広く、リアキャリアも標準装備なのは、バイク通勤を始めるにはありがたい。
リアキャリアには、ケースを取り付けてもいいですし、カッパを袋に入れて縛りつけておくという手もあります。
そうすることで、シート下のスペースを最大限に利用できるようになります。
わたしなら、ケースを付けて通勤ですね。
雨が降ってきても中のものは濡れないし、反射材が付いているものにすれば非視認性も大幅UPです。
そして何より、スズキ製。
個人的にスズキのバイクが好きなので、やはり応援してしまいます。
・・・なのに4位。
(※5 画像、燃費、価格など 出典:スズキHP)
詳しくはコチラ。
通勤用おすすめバイク:第3位 ヤマハ アクシスZ
※3
燃費※3 | 価格(税抜き)※3 | 対象年齢 |
---|---|---|
54.6km/L | 22.5万円 | 30~60才 |
燃費が良く、幅広い世代に対応できるデザイン。
シート下のスペースは脅威の37.5L!※3
オープンフェイス形のヘルメットが2個入ってしまう大きさです。
コレだけ広いと、着替えや靴なんかも、余裕で入れられますね!
ちなみに排気量は124ccです。
第4位のアドレスのライバル車種。
アクシスZの方がちょっと燃費が良さげ。
その代わりにエンジンのパワーがちょっと低い。
・・・とは言うものの、はっきり言ってコレくらいの差は誤差と考えてOKです。
かなり乗り慣れた人じゃないと分かりません。
どちらにするか迷った時は、好きなデザインの方を選びましょう。
個人的にはアドレス推しです。通勤といえばアドレスなんです。でも、アクシスZの方がランキング上位。
アクシスZで通勤するとすれば、やはり、シート下のスペースを有効活用したいものです。
アドレスに付いていたリアキャリアがシート下に入ったような感じですからね。
ビジネスバッグは入らないかもしれませんが、通勤用の普通のカバンなら余裕で入っちゃいます。
ちょっと前には、VOXというシート下スペースのやたら大きな原付がありましたが、そういえば、それもヤマハでした・・・。
ヤマハってそういう通勤ライダーをターゲットにしているのでしょうか。
(※3 画像、燃費、価格など 出典:ヤマハ発動HP)
詳しくはコチラ。
車体が軽くて、音も静かな通勤にピッタリの車両です。
動画の中で言及されていますが、シートの表面はザラザラとしており、雨上がりに乗るときは、お尻が濡れないように注意した方がいいかもしれません。
通勤用おすすめバイク:第2位 ホンダ DIO110
※6
燃費※6 | 価格(税抜き)※6 | 対象年齢 |
---|---|---|
55.6km/L | 21.4万円 | 30~50才 |
アイドリングストップ機能搭載のハイエンドモデル。
排気量はチョット少なめの108cc※6ですが、エンジンのパワーなどは125ccバイクと同等なので気にしなくて構いません。
メーターの前にヘッドライトがあるため、ハンドルの向きにより照らす方向が変わり、進行方向をきちんと照らしてくれます。
これはかなり大切です。
ボディの前方にヘッドライトが設置されているバイクもありますが、その構造では、田舎の夜道で曲がるとき、進行方向が暗くて見えないこともあります。
今回ご紹介する第4位~第1位のバイクは、メーターの前にヘッドライトがあります。
そんなところもチェックすることをオススメします。
DIO110は大きめのタイヤ(14インチ※6)を装備しており、スピードを出しても安定して走りやすくなっています。
そのせいもあって、アジアンテイストが強めに出ていますが、気にならなければ乗りやすいバイクです。
ちなみに製造国はベトナム※6なので、ホントにアジアのバイクです。
アジアンテイストとは何なのか。
タイヤが細くて大きく、車体が縦長に見えるバイクのことをアジアンテイストの強いバイクと呼んでいます。わたしは。
タイヤが大きいということは、直線で安定して走れるというメリットがあります。
ジャイロ効果ってやつですね。
通勤にジャイロ効果は必要なのか、と言われれば、答えに困りますが、あって損はないでしょう。
わたしの経験上、バイクを通勤の時だけ乗っていると、タイヤが片減りします。
タイヤの真ん中だけが擦り減って、まっすぐ走っているのにスリップするようになります。
通勤だけだと、そうなる方も多いはず。
たまにはお山に行きましょう。
(※6 画像、燃費、価格など 出典:本田技研工業HP)
詳しくはコチラ。
他のスクーターと比べると、タイヤが大きいので小回りが利きにくそうですが、その分、ストレートでは安定して走れるので、通勤で峠を越えないアナタにはオススメです。
通勤用おすすめバイク:第1位 ホンダ スーパーカブ110
※6
燃費※6 | 価格(税抜き)※6 | 対象年齢 |
---|---|---|
67km/L | 25.5万円 | 30~50才 |
50ccのランキングで1位となったスーパーカブの110cc版です。
抜群の燃費でありながら、控えめな価格設定。
他のバイクより少しだけ価格が異なりますが、長い目で考えると、燃費が良いのでお得な買い物となることでしょう。
ただ、AT車とMT車が合わさったような独特な構造ですので、バイク初心者のアナタにはとっつきにくいかもしれません。
「将来的にMT車に乗りたいけど、なんとなく不安」
といったアナタにはオススメです。
慣れない内はガッコンガッコンなりながら走ることになります。
しかし、少し慣れれば、煩わしいクラッチ操作もないため、快適に運転できるようになります。
カブの最大の弱点をご存知でしょうか。
いいことばっかり言うのもアレなので、カブで通勤するときに注意すべきことをお伝えします。
見ての通り、カブはスクーターではないので、シート下スペースという概念がありません。
つまり、カッパやヘルメットを持ち歩く必要があります。
通勤して持ち歩くのが嫌ならば、後ろにケースを付けましょう。
一気に実用性がUPすると同時に、おじさん度もUPします。
お気を付けて。
(※6 画像、燃費、価格など 出典:本田技研工業HP)
詳しくはコチラ。
通勤時に荷物を載せていないなら、2速発進の方が走りやすいと思います。
50ccと変わらない車体でエンジンのパワーが上がっているので、結構パワフルに感じるかもしれません。
まとめ
いかがでしたしょうか。
乗りたいバイクはありましたか?
やはり、比べてみるとホンダは強いですね・・・。
しかし、どのバイクで通勤するかはアナタ次第です!
気に入ったバイクを選んでください。
ここ数年で125ccのバイク(原付2種)が社会に浸透してきたような気がします。
適度なサイズ感で、燃費も良く、スピードも出せるとなると、125ccのクラスと言うのは非常に楽しいバイクと言えます。
アジアではこのくらいのクラスのバイクが多く流通しているというのも納得です。
この流れに乗って、バイク通勤始めてみませんか?